こんにちは、私です。
プロ野球の夏と言えば、オールスターゲームの季節。
先日ファン投票、選手間投票、そして監督推薦による選出がすべて出そろい、今年の出場選手が決定しました。
今年はルーキーが3名選出されるなどフレッシュな顔ぶれが並ぶ中、4回目の出場となる森友哉(西武)は2018年・2019年に2年連続でMVPに選出されており、3期連続でのMVP受賞に期待がかかります(2020年はコロナの影響で中止)。
さて、今回はそんなオールスターにあやかり、歴代のオールスターにおいて複数回MVPを獲得した選手、いわゆる“お祭り男”だけでベストナインを組んでみました。
1.選考基準について
今回ベストナインを選出するにあたり、最優先条件として「MVPに選ばれた回数の多さ」を設定しました。まあ、これは当然の条件ですよね。
そしてもう一つ、優先条件として「現役選手、もしくはOBでも現代に近い時期に引退した選手」を設定。これについてはそもそも突出してMVPを獲得した選手が少ないため、なるべく分かりやすいオーダーを組もうということで条件にしました。
もう一点、守備位置についてはもちろん守ったことがないポジションにならないよう配慮していますが、外野手は左翼手・中堅手・右翼手の区別を付けていません。
2.いざ、選出!
では、いよいよ選手の発表です。
選手名の次の球団名はMVPを獲得した時の所属球団、丸囲み数字はMVPを獲得した回数です。
捕手:森友哉(西武)②
遊撃手:松井稼頭央(西武)②
外野手:松井秀喜(巨人)③
福本豊(阪急)③
ベストナインの中でもダントツにMVP獲得数が多いのが清原和博。今もなお“お祭り男”と言えば彼の名を思い浮かべる人が多いかもしれません。西武時代で5回、巨人時代に2回獲得しています。
彼の次に多いのはMVPを3回獲得した選手たち。上記の選手のほかに長池徳二(阪急)、山内和弘(毎日、大毎)がいますが、2人とも外野手ということで今回は枠の関係により漏れてしまいました。
逆に捕手・二塁手・遊撃手は候補が少なく、いずれもMVPを複数回獲得した選手は2回止まり。捕手はほかに阿部慎之助(巨人)、古田敦也(ヤクルト)、野村克也(南海)の3人。遊撃手は古葉竹識(広島)、広瀬叔功(南海)の2人で、二塁手に至っては岡田以外に該当する選手がゼロでした。
3.オーダー……組む?
選手選んだらもちろん打順も組まないと、って感じですよね。
組んでみましょう。
1(中)福本
2(遊)松井稼
3(右)松井秀
4(一)清原
5(指)王
6(三)掛布
7(左)張本
8(二)岡田
9(捕)森
一般的には“世界の王”こそ4番に据えることになろうかと思いますが、ここはプロ野球史上最強の“お祭り男”に敬意を表し、清原を4番に。ほかの選手は好みで打順を決めていきました。
4.今後“お祭り男”に名乗りを上げる選手は誰?
ここまで歴代のMVP選手にスポットを当ててきましたが、最後は現役選手に絞り、これからの“お祭り男”を考えてみます。
現役選手で複数回MVPを獲得している選手は3人。そのうち一人が前項までに名前が挙がっている森、そして残りの2人は青木宣親、内川聖一(ともにヤクルト)です。今回のオールスターで選出されたのは森のみで、現在の年齢を考えると青木・内川の両選手がMVPの獲得数を重ねるのは森に比べると難しそうです。
さらに調べてみると、現役選手の中で過去にオールスターMVPを獲得したことのある選手自体、それほど多くないことが判明。前述の3人以外の選手を以下に挙げてみます。
松坂大輔、中村剛也、源田壮亮(ともに西武)、陽岱鋼(巨人)、柳田悠岐、A.デスパイネ(ともにソフトバンク)、藤浪晋太郎、近本光司(阪神)、會澤翼(広島)
以上、13名
上記選手のうち、今年のオールスターに出場するのは中村、源田、柳田、近本、森の5人。この中で今年のMVPを勝ち取る選手が現れるのか、それとも新たなスターが誕生するのか、要注目です!