【プロ野球小ネタ】12球団監督の同世代でチーム組んでみた~栗山&新庄監督編~
こんにちは。
12球団監督の同世代でチーム組んでみたシリーズ、最終の第5弾です!
これまでの記事はこちら。
オーラスはパ5位の日本ハムより、栗山英樹前監督と新庄剛志監督の世代でチームを組んでいきます。(文中、敬称略)
1.栗山監督世代でチーム組んでみた
栗山監督は1961年世代。現役監督では原辰徳監督の3つ下の世代になります。この世代でプロ入りした選手は57名。広島に入団した選手が11人いる一方、近鉄は79年ドラフトを経て泉州高から入団した山村達也投手のみでした。全体の人数こそ少ない印象ですが、しかしなかなか懐かしい面々が揃っています。
【先発投手】5名
長冨浩志、高野光、佐藤誠一、山村達也、高橋一彦
【中継ぎ投手】3名
清川栄治、鹿島忠、森浩二
【抑え投手】1名
牛島和彦
【内野手】9名
岡崎郁、小早川毅彦、正田耕三、仁村徹、銚子利夫、鴻野淳基、森田芳彦、白井一幸、片岡光宏
1(二)正田
2(中)栗山
3(右)長嶋
4(一)小早川
5(指)香川
6(三)仁村
7(左)鴻野
8(遊)岡崎
9(捕)藤井
打線はやや地味ながら、しぶとく根気よくチャンスを作っていけそうなメンツ。11名を獲得しているだけあり、広島出身の選手が中心を担います。一方の投手は打線以上に渋みがあるメンバー。駒不足が否めないものの、エース・高野光、リリーフエース・牛島和彦を中心に戦っていきたいところです。
2.新庄監督世代のメンバーリスト
新庄監督は1971年世代。巨人でヘッドコーチの元木大介、DeNAで二軍監督の仁志敏久、阪神でヘッドコーチの井上一樹、ソフトバンク二軍監督の小久保裕紀など、現在のプロ野球で首脳陣の要職を担う人が多くいる世代で、93名の選手を輩出しています。さっそくメンバーをリストアップしてみましょう。
【投手】
柏田貴史、竹内昌也、古池拓一、山田喜久夫、河原隆一、関口伊織、石井貴、渡辺秀一、田之上慶三郎、高橋功一、岩本勉、関根裕之、酒井弘樹、大塚晶文
【内野手】
吉岡雄二、仁志敏久、元木大介、鳥越裕介、種田仁、度会博文、小久保裕紀、野々垣武志
【外野手】
出口雄大、新庄剛志、前田智徳、仁平馨、浅井樹、大西崇之、井上一樹、宮地克彦、大越基、井出竜也
プロ野球好きの方なら新庄&元木の名前が出たあたりで薄々勘付いていたかと思いますが、とりわけ野手にビッグネームがズラリ。これは難しい選考になりそうです。
3.新庄監督世代でチーム組んでみた
【先発投手】6名
竹内昌也、石井貴、渡辺秀一、田之上慶三郎、岩本勉、関根裕之
【中継ぎ投手】5名
柏田貴史、山田喜久夫、関口伊織、高橋功一、河原隆一
【抑え投手】1名
大塚晶文
【内野手】6名
吉岡雄二、仁志敏久、元木大介、鳥越裕介、種田仁、小久保裕紀
【外野手】6名
新庄剛志、前田智徳、浅井樹、大西崇之、井上一樹、井出竜也
1(二)仁志
2(遊)元木
3(右)前田
4(三)小久保
5(一)吉岡
6(中)新庄
7(左)井出
8(指)種田
9(捕)野口
投手もMLB経験者の大塚晶文をはじめ岩本勉や田之上慶三郎、石井貴といったメンバーが揃っていますが、完全に打のチーム。クリーンアップの前田智徳、小久保、吉岡雄二という顔ぶれは強力、その前後を打つ元木、新庄も手を抜けません。さらに言えば下位打線の井出竜也や種田仁も意外性のある打撃が持ち味。今回スタメンから外した面々も攻守のバランスが良く、総合的にもかなり強いチームになりました。
4.おわりに
今度こそ、この企画も終わりを迎えることができました。原監督や栗山監督の世代はドラフト制度がスタートして以降、指名人数の上限が最も少ない時期に当たった影響からかプロ入りした選手の人数も少なかったのですが、佐々岡監督の世代から井口監督の世代にかけてその上限枠が広がり、輩出人数が安定的に80名を超えるようになっていきました。今回の企画を通し、「あのOB選手とこのOB選手が同年代だったのか!」と新たな発見があれば幸いです。では、また!