だう。語りき。

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【20世紀のアニソンを愛でる会】DAMだけで歌えるレアアニソンを紹介する

こんにちは。

20世紀のアニソン、愛でていますか。

 

休みの日に時々ヒトカラに行くんです。

昔はミッシェル・ガン・エレファントピロウズグレイプバインといった辺りの楽曲を五十音順に片っ端から歌いまくるということをしていましたが、20世紀のアニソンにハマッてからは、アニメタイトルを五十音順で検索し、目についた楽曲を片っ端から歌いまくっています。

冷静に考えるとなかなかトチ狂った選曲方法ですね。

カラオケ好きの方ならご存じかと思いますが、現在カラオケボックスやレジャー施設で広くサービス展開しているのは、第一興商DAM(ダム)とエクシングのJOYSOUNDジョイサウンドの2機種があります。

さらに、それぞれの機種に数種類のグレードを設定。いわゆる上級グレードになると、映像特典や配信曲数、ゲームコンテンツなどが充実しており、カラオケをより楽しめるといった感じになっています。

 

で、昔は「音質のDAM、曲数のJOYSOUNDという通説がありました。より生演奏に近いサウンドで歌えるDAM。ちょっとマニアックな楽曲も豊富に配信するJOYSOUND。ユーザーはそれぞれの嗜好によってDAM派、JOYSOUND派になんとなーく分かれていました。今もその通説が通じるかは分かりませんが、大まかな特徴としては変わっていないと思います。ちなみに私はJOYSOUND派でした。

 

アニソンについても昔はJOYSOUNDがたくさんある!」というのが常識でした。ですがここ数年、その日の気分で各機種を使い分けてみると「JOYSOUNDにあってDAMに無い曲」がある一方で、DAMにあってJOYSOUNDに無い曲」もあることを発見。なぁんだ、DAMでもアニソンマラソンできるじゃん!!

 

ということで今回は、DAMだけで歌える20世紀のアニソンをいくつか紹介します。

DAMの機種は「LIVE DAM Ai」を想定

 

 

1.宇宙戦士バルディオス

anime.dmkt-sp.jp

バルディオス、ご存じでしょうか。1980~81年に放映されたロボットアニメで、制作は葦プロダクション。ハードなストーリー展開が当時の視聴者にウケなかったのか、本放送は途中打ち切りとなってしまいます。しかし視聴者の度肝を抜く衝撃的な最終回が大きな反響を呼び、不完全な最終回を補完する形となった劇場版が製作・公開。TVシリーズ以上に衝撃的な終結を迎えてしまうという(一部で)伝説のアニメです。話の内容が気になる方はTVシリーズ~劇場版をイッキ見で視聴することをオススメします。

 

さて、このアニメの楽曲、JOYSOUNDではTV版オープニング曲の「あしたに生きろバルディオスだけが配信されています。ロボットアニメの主題歌と言えば「マジンガーZ」のように必殺技の名前がバンバン飛び出す歌詞と勇ましい曲調が主流ですが、こちらはそれに比べると穏やかながらも壮大なアレンジが魅力です。

一方で、DAMに配信されている関連楽曲は以下の通り。

 

◆あしたに生きろバルディオス(TV版オープニング)/伊勢功一

◆マリン、いのちの旅(TV版エンディング)/伊勢功一

◆立て!バルディオス(TV版挿入歌)/たいらいさお

◆Sea Wind(劇場版オープニング)/TONY

◆素顔のままで(劇場版エンディング)/TONY

 

TV版・劇場版ともに主題歌をコンプリート、更にはTV版挿入歌まで網羅するという厚遇ぶり!すごい!

作品ファンからすれば、ここまで入れてくれるならもう一つのTV版挿入歌「星空の虹」戸田恵子さんが歌う劇場版挿入歌の2曲も入れてくれよ!とも思いますが、さすがにそれは贅沢な願いというもの。「マリン、いのちの旅」や「素顔のままで」はアニメの核をとらえた名曲です。

 

2.魔境伝説アクロバンチ

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こちらは1982年放映のロボットアニメ。伝説のアニメーター・金田伊功氏が手掛けたオープニング&エンディングや、いのまたむつみ影山楙倫両氏によるキャラクターデザインなど、マニア的トピックの多い作品です。5人の子供を持つナイスミドルの考古学者とその末っ子の2人が主人公として物語を牽引するという設定にも妙味があります。そしてなんの偶然か、こちらもバルディオス同様、途中打ち切りによる衝撃的な最終回を迎えています。

 

JOYSOUNDではこの作品の楽曲配信はゼロ。「魔境伝説……知らんなァ……それよりも魔境外伝レディウスはどうだい?」といった感じです。

しかし!DAMではオープニング&エンディングを完全網羅!どうだ!というわけで楽曲一覧。

 

◆夢の狩人(オープニング)/山形ユキオ

◆渚にひとり(エンディング)/たいらいさお

 

夢の狩人は、歌詞中の“Be Silent…”というフレーズが山口百恵さんの某楽曲と完全一致しますが多分偶然でしょう。偶然だよ、偶然。

エンディングの「渚にひとり」は、主人公・ジュンに語り掛けるような歌詞があることから、ごく一部で「世界のジュンさんに捧げる曲」として定番曲になっているとか、いないとか。

どちらも歌って気持ちいい楽曲です。

 

3.宇宙皇子

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1984年から約14年間にわたって執筆された長編ファンタジー小説のアニメ化作品。89年と90年に劇場版、90~92年にはOVAが制作・発表。数々のアニメや特撮、ドラマなどで脚本を務めた藤川桂介氏による作品で、小説の挿絵やアニメ化に当たってのキャラクターデザインはいのまたむつみさんが担当しています。

ちなみにこの作品、原作は地上編・天上編・妖夢編・煉獄編・黎明編の5章48巻(ほか外伝にあたる拾遺伝全4巻がある)から成るのですが、アニメ化されたのは前半の地上編と天井編のみでした。

 

劇場版第1作の主題歌を担当したのは、「野に咲く花のように」などで知られるフォークデュオ、ダ・カーポ。アニメとの関わりも深く、劇場版アニメ地球へ…や日伊合作アニメ「名探偵ホームズ」などの主題歌も手掛けています。

でね、JOYSOUNDには「地球へ…」の主題歌も、「名探偵ホームズ」の主題歌もあるんです。でも、宇宙皇子だけは無いんですよ!!なぜですか!!

 

しかしDAMはすごい。すごいんですよ。まずは配信リストから。

 

◆夢狩人(劇場版第1作オープニング)/ダ・カーポ

◆かぎりなき愛を(劇場版第1作エンディング)/ダ・カーポ

◆未来への神話(劇場版第2作&OVAオープニング)/浜田良美

◆蒼い瞳の中に(劇場版第2作&OVAエンディング)/浜田良美

 

なんと!劇場版2作すべての主題歌を網羅!やりますねえ!

ダ・カーポの2曲は彼らの特徴でもあるハーモニーと流麗なメロディが美しい楽曲。浜田さん(男性です)の楽曲は「未来への神話」がアッパーなロックテイスト、「蒼い瞳の中に」はスローバラードと異なる魅力を持っています。

 

4.劇場版名探偵ホームズ 青い紅玉/海底の財宝

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さて、今回のラストを飾るのは「宇宙皇子」の項でもチラッと名前が出た「名探偵ホームズ」。TV版の一部のストーリーで巨匠・宮崎駿氏が監督を務めたものがいくつかあり、そのうちの2話が劇場版としてTV版に先駆けて、声優やキャラ名を変えて84年に公開されています。声優陣はともかくとして、なぜキャラ名も変更されたのかは、著作権的な事情があったとか、なかったとか……。

TV版では先述の通りダ・カーポが主題歌を担当。こちらはオープニング/エンディング共にJOYSOUNDでもDAMでも配信されています。

 

問題は上述の劇場版。こちらはオープニング曲が無く、桑名晴子さん(桑名正博さんの妹)がエンディング曲「冒険のアリバイ」を歌っています。この曲もJOYSOUNDDAMの両方で歌えます。大丈夫です、こちらは大丈夫。

私が訴えたいのは「青い紅玉」の後半に挿入歌として流れる「グッドバイ・スウィートハート」。これが、JOYSOUNDには無い!!挿入歌だからか!?シングルでもB面扱いだったからか!?そうなのか!?

 

しかし!!!DAMにはある!!!そう、DAMにはあるのだ!!!

ただし、ノンタイアップの楽曲として登録されている模様……。なので、楽曲検索するときはジャンル検索ではなく、曲名で検索してね。

 

タイトルの通り、別れの歌なんですよ。歌詞だけ読むと、切ないんですよ。しかし、ブラスの効いたアレンジがその切なさに別の表情を与えているんです。これはぜひとも曲を聴いて感じていただきたい。百聞は一見に如かず、いや、百聞は一聴に如かず。

 

5.終わりに

というわけで今回はDAMだけで歌えるレアアニソンをご紹介しました。

記事中に動画のリンクを貼っていますので、どんな楽曲か気になった方はぜひ動画の方もご覧ください(ダ・カーポの「夢狩人」と「かぎりなき愛を」は楽曲単体の動画が見当たらず…)。

次の機会があれば「JOYSOUNDだけで歌える……」というくくりで楽曲紹介したいなと思いましたが、この括りだと曲を絞り込むのが大変。なのでちょっと別のアプローチを考えてみます。

では、またの機会に!